ビットコインを取引、保管、使用する方法とは?

どうして「ビットコイン」が今話題になっているの? 最近、ニュースなどで頻繁にその名が登場するビットコインですが、何やら怪しい商品と考えている人も多いのではないでしょうか。 ビットコインと聞いて仮想通貨のことだと分かればまだよいほうで、ブロックチェーンという分散化技術を利用した誰からも管理されることのない暗号通貨と理解している人はごく少数の人たちでしょう。 そんな状況ですから、ビットコイン自体に価値があり価格が大暴騰している理由を理解している人もほとんどなく、電子マネーやApplepay、あるいはクレジットカードのようなものと考えている人も多いでしょう。 しかしながら、世の中でビットコインなどの仮想通貨(暗号通貨)が現金に代わって利用されるようになるとしたらどうでしょう。 これまで全く関心がなかった人でも、ビットコインなどの仮想通貨がどのようなものなのか知らないままでは済まされなくなってしまいます。 百聞は一見に如かずで、実際にビットコインを始めてみてはいかがでしょうか。 ビットコインを取引で手に入れるには? ビットコインを入手するには、人からもらう、マイニングする、取引所で購入するという3つの方法がありますが、一般的には取引所で購入することになります。 ビットコインを購入するにはビットコイン取引所にアカウントを作成する必要があり、他のアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨の総称)を購入する場合にはアルトコイン取引所にアカウントを作成します。 本格的にビットコイン取引を始める場合には、この取引所選びは重要になります。というのも、取引所とは仮想通貨のように誰からも管理されないところではなく、一般企業となりますので破たんしたり、不正アクセスを受け資金を引き出されるおそれがあります。 取引所は証券会社やFX会社のような存在なので、サービス内容も取引所毎に異なるため、証券会社やFX会社を選ぶのと同じように取引所を自分で選択する必要があります。 ビットコイン取引所にアカウントを作成したら、まずはレバレッジをかけずにビットコインを購入しましょう。 ビットコインを安全なウォレットに保管する そして、ここからが仮想通貨独特のものとなりますが、購入したビットコインは取引所に預けるのではなく、取引所とは離れたウォレットと呼ばれるものに移行します。 仮想通貨とはデジタルマネーですから、取引所に預けたままの状態ですと取引所がウィルスに感染してハッキングされると大切な資産を失ってしまう可能性がありますので、ウォレットに資産を移行することでこれを防ぐことができます。 つまり、ビットコインを入手するにはビットコイン取引所にアカウントを作成し取引所に入金してビットコインを購入、購入したビットコインはビットコインウォレットで保管し使用します。 ウォレットにもいくつかのタイプがありますので、利用目的に適したウォレットを利用します。ウォレットには保管用・決済用がありますので、ビットコインを決済手段として使用するなら決済用を使用します。 最近では、ビットコイン取引所から提供されるオンライン型のウォレットもあり補償サービスがつけられるなど一定のセキュリティーは確保されていますが、大きな金額の場合にはよりセキュリティーの高いウォレットを利用するほうが良いでしょう。 ビットコインをショッピングで使用する ビットコインには様々な利便性の高いサービスがありますが、相手がビットコインをもっていれば個人間でも簡単に送金できますし、銀行では数日かかる海外送金でも1時間ほどで送金可能で手数料も安く済みます。 ビットコインが利用できるオンラインショップでの支払いや、店頭でもQRコードを使って決済ができる店が増えてきています。 例えば、日本でビジネスを始めてもビットコインで決済可能であれば海外の顧客も簡単に引き込むことができますので、企業側にも大きなビジネスチャンスをもたらすことになり、今後さらに利用できる店舗やサイトは増えていくことになるでしょう。 ビットコイン以外の仮想通貨であるアルトコインとは? ビットコインを購入して保管しておくと送金や決済で利用できますが、仮想通貨としてのビットコインにはそれ自体に価値があり日々価格も変動しています。 従って、ビットコインを購入した時の価格よりも値上がりしている状態で売却すると売買利益をあげることも可能です。 これは、ビットコインばかりではなく、ビットコインが発行されてから新たに発行された仮想通貨(暗号通貨)は1,100種類以上もあり、ビットコイン以外の仮想通貨のことをアルトコインといいます。 アルトコインもビットコイン同様の利用方法で使用できますし、価格も日々変動するものですから、すでに暴騰しているビットコインよりは面白いアルトコインも多く登場しています。

ビットコインの根幹をなすブロックチェーン技術とは?

ビットコインを理解するならブロックチェーン技術を知れ ビットコインなどの仮想通貨は、法定通貨と同じようにそれ自体に価値を持ち価格は日々変動しています。 ドルや日本円などの法定通貨は、国力・経済力・地政学上の問題などによって価値が決まりますが、デジタル通貨としての仮想通貨の価値とは一体何になるのでしょう。 この答えは、仮想通貨の信頼性と考えるとわかりやすくなります。 事実、2009年に発行されたビットコインはしばらくの間、何やら怪しい商品と同じような目で見られており、価値が認められることはほとんどありませんでした。 ところが、ビットコインの信頼性が世に知られるようになると徐々にビットコインに関心を示す人が増えてきて、価格は上昇し始めました。 ビットコインとは優れた信頼性を持つ将来性の高い通貨であるとわかるや価格は大暴騰したのです。 ブロックチェーンとは分散型システムである 仮想通貨としてのビットコインは、サトシ・ナカモトという謎の人物の論文から誕生します。 この仮想通貨の根幹をなすのがブロックチェーン技術という分散型のコンピューターネットワークで、中央集権を置かずに信憑性ある合意に到達する方法を可能にする技術です。 謎の人物が開発したシステムということで怪しさは半端ないものでしたが、この分散型システムを理解した世界中の有志の協力により、世界中に点在するパソコンにデータを置くことで、壊すことのできないネットワークの構築が可能となったのです。 この世界中に点在するブロックチェーン技術を止めるには、地球全体を壊滅させるような災害や全世界の機械類を同時に破壊してしまうほどの災害が必要だと考えられています。 何故なら、データを保持するすべてのパソコンを壊さなければ、ブロックチェーンは複製しながら復活することが可能だからです。 ブロックチェーンは皆で監視しあう分散型システム ブロックチェーン技術が発表される前までは、現金を除いて通貨のやりとりは必ずVISAやPayPalや銀行などの第三者機関を通す必要があり、これらの機関が中央集権として絶対的な力を所有していました。 これらの第三者機関がこの取引は正しいといえばそれが正解となり、この中央集権システムを利用したビジネスモデルが構築されて来たのです。 ところが、ブロックチェーン技術が誕生したことで、買い手と売り手は従来のように第三者機関を通さなくても両者の合意(コンセンサス)のもとに安心・安全に直接取引できるようになったのです。 例えば、海外に送金する場合には、銀行という第三者機関を通すことで安全に取引することができますが、そのためには高い手数料を支払う必要があり、時間的にも数日を要します。 この海外との取引もブロックチェーン技術を利用するビットコイン同士で海外送金すれば、ビットコインの場合には1時間前後、手数料も格安で取引することができるようになります。 これは、ビットコインのブロックチェーンで数字を管理し、通貨として利用することができるからです。ブロックチェーンでは帳簿は全世界に向けて公開されていますので、それぞれのウォレットにいくら入っているかが分かるようになっており、基本的にだますことができません。 例えば、悪意のある人が自分のウォレットの残高を偽装しようとしても、そのウォレットの残高の記録はブロックチェーン上に公開されているため、瞬時に偽装は見破られてしまい残高以上の取引をしようとしても拒否されてしまうわけです。 全取引履歴のデータが世界中に散らばり、皆で監視しあっているため、特定の人に対するシステムのハッキングを防止することができるのです。 ブロックチェーンによって、すべての仲介役が不要となる ブロックチェーン技術は通貨としての利用にとどまらず、世界中で第三者機関に依存しているすべての業界の仲介役を省くことができ、第三者機関に依存しない新しいモデルを構築することが可能なのです。 たとえば、インターネット投票についても、投票用のソフトウェアを開発して、投票結果をブロックチェーンに残すようにすれば、不正が一切できない国民投票システムを構築することも可能です。 このようにブロックチェーンを利用することで可能性は無限大に広がることになります。 国家では管理できないブロックチェーン 仮想通貨としてのビットコインの特徴として、国家や誰にも管理されないというポイントがありますが、この根幹をなすのがブロックチェーン技術です。 ブロックチェーンは国家の力をもってしても止めることができないというのは、世界中にシステムのコアが分散しているからです。 インターネットがフィルターでブロックされたとしても他国に行けば問題解決してしまうように、ある国で仮想通貨が禁止されたとしても、他の国では何の問題もなく利用できるのです。 従って、前述のようにブロックチェーンを止めるためには人知を超えるような大災害が起こるか、あるいは、国家という概念がなくなって世界政府ができるような時代になることが必要でしょう。 現在のような利害関係を持った多くの国家が存在する時代には、ブロックチェーン技術は非常に有効なテクノロジーといえるでしょう。

海外FX会社を利用しないことはFXでの負けを意味する理由とは?

海外FX会社のイメージ 海外FX会社はネガティブなイメージを持たれている 海外FX会社のイメージとしては、 「海外にあるから入金した資金がなくならないか不安」 「日本語でサポートを受けられるか不安」 「日本のFX会社のほうがサービスがいいでしょ?」 といったネガティブなイメージをよく耳にします。 海外の会社はポジティブなイメージを持たれやすい 海外の会社と聞くと、 「なんか、かっこいい!」 「デザインが日本よりイイよね!」 「日本語が通じなさそう」 などいろいろなイメージを持つと思います。 海外FX会社というだけで、ネガティブなイメージを持たれる? 「海外の会社」と聞くとポジティブなイメージですが、「海外FX会社」ではネガティブなイメージを持たれてしまいます。 この理由は、海外と比較すると日本人が投資をあまり行わない国民性のため、「FX」という聞きなれない単語が入るだけで不安を感じてしまうのではないかと思います。 しかし、最近では国内のFX会社はイメージアップのため、多くのタレントを用いたCMを流しているおかげで、投資に対する風当たりは多少和らいでいる気がします。 それでも海外FX会社に対する不安は完全に払拭されていないのが現状です。 実は海外の会社に資金を渡している? 海外FX会社にはお金を渡したくないという人でも、海外の会社には多くのお金を入金しています。 実際に我々が普段の生活で関わっている海外の会社には、 ・Microsoft(Windows) ・Apple(iphone) ・google(検索エンジン、Android) ・Amazon(ネット通販) ・Youtube(動画サイト) ・Mercedes-Benz(自動車) ・BMW(自動車) ・dyson(掃除機) ・DELL(パソコン) などがあり、いつもあなたが利用しているものもあるはずです。 この一覧の中にFX会社が加わったとしてもなんら違和感は感じる必要はないのです。 国内のFX会社で取引するメリットがまったくない理由 国内のFX会社はサービスは決して高くない 「日本の会社なんだから、海外よりサービスが高いに決まっている」 といった思い込みをしている人が大勢いますが、全くの間違いです。 国内のFX会社が提供しているサービスが低い理由は、 ・最大レバレッジが25倍までしかない ・「追証」がある(ゼロカットシステムがない) ・注文方式が「DD方式」である と大きく分けて3つあります。 最大レバレッジが25倍までと規制されている 国内にあるFX会社は、日本の金融庁の許可のもと規制されています。 以前までは、日本国内でもレバレッジに関する規制はありませんでしたが、あるとき25倍までという規制ができてしまったのです。 このレバレッジ規制のおかげで、少ない資金で多くの利益を得ることができるFXのメリットがなくなってしまいました。 海外では多くの国でレバレッジ規制がないため、100倍、200倍はあたりまえで、最も高いレバレッジで3,000倍という会社もあるくらいです。 仮に100,000,000円(1億円)の取引をするために必要な証拠金(資金)を国内(25倍)と海外(1,000倍)で比較すると、 ・4,000,000円(日本) ・100,000円(海外) となります。 いかがですか? 一般人にとって、とても400万円を投資しようとは思いませんよね? でも、10万円くらいなら投資してもいいかな?と思いませんか? そのくらいレバレッジが規制されていることは、投資に対するデメリットであり、参入障壁になっているのです。 さらに国内ではレバレッジを10倍まで下げようと動きがあるくらいです。 […]

FXでは資金管理をしっかり行う必要がある理由とは?

FXは損少利大で利益を積み重ねることが重要 FXで勝ち続けるためには、勝率を上げるばかりではなく、うまく負けることができるようになることも必要となります。簡単に言うと、損少利大という考え方ですが、初心者の場合には負け続けていると何とか一発大きく勝って負けを取り戻したいと考え、結局は損失を拡大させてしまう傾向にあります。しかし常勝トレーダーは、失敗トレードでも損失を最小限に留めることができます。この損少利大を可能にするのが資金管理の重要性であり、FXトレードでは、証拠金維持率、マージンコール、ロスカットなどに注意しながら自分の資金をしっかりと守ることが重要となってきます。FXトレードで重要なことは、トレードを続けるということで、資金を失ってしまったらマーケットから退場させられることになりますので、まずはしっかりと自分の資金を守る必要があります。しっかりとした自己管理で資金さえ失わなければ、マーケットから退場する必要はありませんので、資金をゼロにしないことが常勝トレーダーへの第1歩となるわけです。   証拠金維持率 証拠金維持率(%)とは、通貨購入の必要な証拠金に対して占める証拠金率のことで、証拠金維持率が高いほどレバレッジリスクは低くなります。 簡単に言うと、レバレッジをかけるFXトレードでは、証拠金を管理する必要があり、その目安として証拠金維持率が利用されます。 それでは証拠金維持率の適正な数字はどれくらいかという話になりますが、通常の相場では300%あれば一応は安全と考えることもできますが、自分の予想に反して相場が動くと300%でも安心ではありません。 従って、この証拠金維持率が一定の数値以下になったらロスカットするという判断も重要です。 証拠金維持率が低下しているということは、自分が行ったトレードは失敗している恐れがあり、さらに証拠金維持率が100%を切るようだと、多くのケースでは負けトレードとなります。   マージンコール マージンコールとは、担保として差し入れた証拠金の金額が、現時点での含み損を差し引くと大きくマイナスになった状況になった場合において、FX会社から追加で証拠金を取引口座へ預け入れるように求める警告のことで、マージンコールが発生する基準はFX会社によって異なります。 いわゆる追証というものですが、証拠金維持率が100%前後や100%を切ってくると発生する場合がほとんどですが、マージンコールが発生するようだとそれはほぼ負けトレードということになります。 従って、マージンコールが発生しないように証拠金維持率をキープする必要があり、証拠金の金額とレバレッジを考えながらトレードしなければなりません。   ロスカット ロスカットとは、含み損失が大きくなりすぎた場合に自動的に行われる強制決済のことで、FX取引ではレバレッジを大きくかけますので、証拠金がすべてなくなったり、不足金が発生したりするおそれもあります。 不足金は、取引口座の損失がマイナスになることで、FX会社から請求されるお金のことです。 スイスフランショック時には、このロスカットによって多額の不足金が発生しており、ロスカットはFX取引を行う上では非常に重要な問題です。 最近では、取引口座が損失によってマイナスになったとしても不足金を請求されないゼロカットシステムを採用している会社も多いので、ゼロカットシステムを採用しているFX会社を選択することは自己資金を守るためのリスク管理に繋がります。     FXでは自己資金管理が最も重要 証拠金維持率は常に高めに設定するようにしておき、マージンコールが発生したり、ロスカットされたりすることがないようにしっかりと資金管理をする必要があります。 FXトレードでは、ただひたすら勝率を上昇させることよりも、勝ちトレードの際にはなるべく多くの利益が上がるようにし、負けトレードの際にはなるべく損失を小さくするようにしなければなりません。 特に、レバレッジをかけるFX取引では、証拠金の金額やレバレッジ次第では簡単にマージンコールやロスカットポイントに引っかかります。 ハイレバレッジトレードでは簡単に証拠金を失ってしまいますので、十分な証拠金を用意しておくか、適正なレバレッジになるように注文ロットを設定することが大切です。  

FXで勝てる人と負ける人の決定的な違いとは?

どんな相場でも万能なFX取引手法は存在しない理由とは? FXの教科書では、まずファンダメンタルズ分析を教えます。 株取引など長期投資には有効な場合もあるファンダメンタルズ分析ですが、証拠金取引であるFXトレードではあまり役に立ちません。 何故なら、ファンダメンタルズ分析では、いつエントリーして、いつエグジットするかということを教えてくれないからです。 少額の証拠金にレバレッジをかけるFXトレードとは、リスクテイクのゲームという一面もあり、長期間リスクを取り続けることはそれだけ不利なトレードをすることに繋がります。 このようなことで、FXトレードではテクニカル分析がよく使われるのですが、多くの人が勘違いしていることが万能なテクニカル分析が存在していると思い込んでいることで、自分だけの特別のテクニカル分析を探し続けることになります。 つまり、このパターンになれば必ず相場はこう動くというテクニカル分析ですが、もちろん、歴史は繰り返しても同じ相場が繰り返されることはほとんどありません。 テクニカル分析を勉強していくと、勝率100%に近いテクニカル分析を見つけることができれば、継続的に利益を得ることができると考えている人が多いですが、現実は、勝率100%のテクニカル分析があったとしても必ずしも大きな利益を得られるとは限りません。     FXで勝ち続けるために必要なものは勝てる取引手法ではない それでは、FXで勝ち続けている人とはどのような投資手法を利用しているのでしょうか。 少なくとも、勝ち続けている投資家の中でも万能な取引手法を持っているという話は聞いたことがありませんし、複雑なテクニカル分析をしている人というのもあまり聞きません。 これをFXで負け続けている人が聞いたら信じられないかもしれませんが、勝ち続けている人のほとんどは難しいテクニカル分析ではなく、誰でも知っている単純な移動平均線などを利用していることが多いのです。 重要なことは、難しいテクニカル分析を使うことではなく、使いこなせるテクニカル分析を使うことなのです。 言い換えれば、単純明快で分かりやすいテクニカル分析ほど役に立つ可能性が高いのです。もちろん、これだけで勝てれば誰も苦労しないのですが、多くの人はこの単純なことさえも理解していなく、これに気づくまでに多くの労力を費やすことになります。     FXで勝ちトレーダーにはなりたければ、自分の欲望を制御する FXを始める理由としては、トレードで稼ぎたいからという人がほとんどでしょうが、実は、この稼ぎたいという欲望はトレードを行う上で最大の障害となります。 どんなにテクニカル分析の勉強をして実際に使いこなせるようになったとしても、この欲望がある限り最終的には損失を被る可能性が高くなります。 FXトレードをしているほとんどの人は、自分の欲望を制御できず、ハイリスクなレバレッジトレードに勝てません。 FXで勝てる人と勝てない人の差は、この欲望を管理できるか否かにかかっており、うまく自己管理できる人には勝利の女神がほほ笑むことになります。 人間である以上はそう簡単に欲望を抑えることはできないのですが、そこは自分でルールを決めて、それに従い淡々とトレードすることが非常に重要です。 ロスカットの重要性が言われるのもこのためで、ロスカット自体が重要なのではなく、ロスカットすると決めたら、そのルールをしっかりと守ることが大切なのです。 このように、単純明快で分かりやすいテクニカル分析をマスターして、自分の投資ルールをしっかりと守れる投資家は、FXトレードでそう簡単に証拠金を失って退場させられることはありません。 この時点ですでに、常勝トレーダーに近付いていることになりますし、後は利益を日々積み重ねていくだけです。  

FXにおけるファンダメンタルズ分析・テクニカル分析の使い分け方とは?

ファンダメンタルズ分析のメリット・デメリット ファンダメンタルズ分析とは、2国間通貨ペアでは経済の基礎的な条件などを要因として価格が構成されるという考え方で、具体的には、経済力や成長性などの国力や、政策金利、地政学的な条件などから分析します。 簡単に言うと、2国間通貨ペアの場合には、どちらの国の金利が高いのか、経済力や成長性はどちらのほうが有利かなどを検討し、優位性の高い国の通貨のほうに価値があると判断して購入することになります。 世界経済が好景気の際には、成長性や経済力の高い通貨が買われることになりますし、逆に、ある国の景気が悪くなったりすると、安定した経済力を持つ国の通貨が買われることになります。 ファンダメンタルズ分析のメリットとしては、長期的な投資などの際に有効性があることが多く、その国の経済力や企業の成長性を見るのに適しています。 明日、明後日の状況が分からないのにどうして1年先のことが分かるのかという考え方をする人もいますが、ファンダメンタルズ分析では、短期の予測をするよりも長期的な予測に適した分析手法となります。   デメリットとしては、短期売買には適していないという点です。 ファンダメンタルズ分析では、成長性は分析できても何時購入し売却するかというタイミングの分析はできませんので、成長性のあるものを安いところで購入して長期保有するというのが原則となります。 ファンダメンタルズ分析でいくら将来有望であっても、暴騰しているタイミングで購入すると長い期間その通貨を保有していないとさらに価格が上昇しないといった可能性が高くなるので、購入する時期を見定める必要があります。     テクニカル分析のメリット・デメリット テクニカル分析とは、チャート分析などの分析手法のことで価格の推移や出来高、あるいは時間論などから分析する手法です。 テクニカル分析では、ファンダメンタルズ分析のような経済力などを分析するものではなく、価格・出来高・時間の推移から一定のパターンや特徴を見つけ出し、将来のある時期の価格を分析しようという手法です。 テクニカル分析には非常に多くの種類があり、最も一般的な移動平均線から多くの投資家に利用されているボリンジャーバンド、あるいはオシレーター系のものなど多数あります。 テクニカル分析のメリットとしては、投資すべきタイミングや利確のタイミングを予測できるという点、価格がどのように動くかを予測できる点などがあります。 テクニカル分析は、トレンド発生のタイミングでトレードを仕掛けるトレンドフォロー派には欠くことのできない投資手法となっていますが、逆張り手法に利用できるテクニカル分析も多くあります。 デイトレード・スウィングトレードには欠かせないテクニカル分析ですが、長期保有するポジショントレードでもテクニカル分析を使う人は多くいるという万能タイプの投資手法です。   デメリットとしては、テクニカル手法をマスターするのは簡単ではなく、使いこなせるようになるためには時間と労力が必要であること、あまりのも多くの種類があり、どれが自分に適しているのかが分かりにくいことなどが挙げられます。 また、スキャルピングのような短期トレードではテクニカル分析によるダマシも多くなるので、フィルターを用いたり、ロスカットポイントや利確ポイントを明確にしておかないと、大きな損失を増やすことになります。 テクニカル分析をする人にとっては、難解なテクニカル分析ほど重宝されるべきもののように考える人が多いのですが、勝ち続けている投資家の中には、案外、移動平均線などの単純なテクニカル分析を利用しているだけという人がいるのも事実です。     トレードプランの重要性 ファンダメンタルズ分析、テクニカル分析ともに重要なことは、事前にトレードプランを作り、それに基づいてエントリーからエグジットまで行うということです。 損益は二の次で、まずはトレードプランを忠実に進めることが重要です。 約定したあと、トレードプランが間違っていたと気づいたときには、大きな損失を防ぐために躊躇することなく損切するくらいの覚悟が必要です。

スワップポイントで稼ぐために必要なことは?

スワップポイントで利益が発生する FXトレードの収益には、通貨の売買による差益の他に2国間の金利差から発生する金利(スワップポイント)があり、金利の高い通貨を長期保有することで金利による利益を獲得するトレードスタイルもあります。 スワップ狙いのトレードの優位性としては、売買による差益が出ている場合には、それにプラスしてスワップにより発生した金利収益が獲得できます。 逆に、売買損益が出ている場合には金利収益によりマイナス分をカバーされることもあります。 スワップ狙いのトレードには、それほど難しい売買技術や知識が必要というわけではないので、初心者でも簡単にトレードできるというメリットがあります。 金利の高い国と金利の低い国 スワップポイントが発生するのは、2国間通貨ペアに金利差があるからで、現在の世界的な低金利時代には先進国の金利は軒並み低いのですが、国によっては金利の高い国も存在しています。 金利が高い国とは、経済状況が先進国と比較して悪く財政状態も芳しくない国で、政策金利を高くしないと他国から借金することができません。 現在、高金利通貨としてトレーダーが注目している通貨には、トルコリラ・南アフリカランドなどがあり、スワップ狙いのトレードで多くの投資家が利用しています。 スワップポイントは何時発生するのか スワップポイントは、原則として各営業日の終了時点、つまりニューヨーク市場のクローズ後に発生しますが、口座に反映される時間はFX会社によって多少違いがあります。 また、スワップポイントには3倍デーと呼ばれる日があり、通常の3倍のスワップポイントを獲得できるという特別の日があります。 この3倍デーとは、土日にもスワップポイントが発生するという特性を活かしたもので、FX会社は土日休みであるため、ポジションを1日保有しているだけで3日分のスワップを獲得できる日のことです。 スワップポイント3倍デーが何曜日であるかはFX会社によって異なります。 また、FX会社によっては、スワップポイント同様にスプレッドの違いも気になるところですが、長期保有する場合にはほとんど影響はありません。 FX会社によって異なるスワップポイント スワップ狙いのトレードを行う場合に最も重要な問題は、どのFX会社でトレードするかということです。 なぜなら、FX会社によってスワップポイントが大きく異なっているからです。 言うまでもなく、少しでも高いスワップポイントを提供するFX会社でトレードすることが大変重要になります。 スワップトレード派によく利用されているスワップポイントの高いFX会社がありますので、多くのスワップ派は同じFX会社を利用する傾向にあります。 これは、FX会社の中にはスワップ派を取り込もうという意思を持っているところもあり、それらのFX会社の場合には会社の方針としてスワップポイントを高めに設定しています。 スワップポイントはマイナスになることも スワップポイントの高い通貨ペアに投資して売買差益もプラスになれば、金利生活も夢ではないところですが、実は、スワップポイントはプラスばかりではなくマイナスになることも数多くあります。 通常、誰もが投資したいと考えるような先進国の場合には、現在の世界的な低金利時代ということに反映して、低金利政策をとっているケースが多く、金利の高い国との通貨ペアではマイナスのスワップポイントが発生することになるわけです。 スキャルピング~デイトレードのように、その日のうちに決済してしまえば問題ありませんが、低金利通貨を長期保有する場合に、スワップポイントは保有している日数分だけマイナスになりますので、注意が必要です。

FXでのスプレッドの固定・変動の違いとは?

スプレッドの種類には固定・変動がある FX会社のスプレッドとは売値と買値の価格差のことで、手数料無料のFX会社にとっての収入源となります。 このFX会社のスプレッドは銀行で為替取引する場合よりも非常に安くなっています。 FX会社のスプレッドには、固定と変動という2種類がありますが、固定の場合には原則固定というタイプになり、原則としては固定のスプレッドを提供するが、流動性などの要因によっては変動することもあるというものです。 変動制スプレッドの場合には、常に変動する可能性のあるもので、特に流動性の低い時間帯にはスプレッドが広くなる可能性もあります。 このように、2種類のスプレッドが提供されていますが、FXトレードではスプレッドを把握しておくことが重要ですので、現状では原則固定スプレッドで取引しているトレーダーが多くいます。 その例として、スキャンピングを多用するトレーダー向けにECN口座と呼ばれるスプレッドが非常に狭い口座がありますが、取引毎に手数料を支払う必要がありますので、自分のトレードスタイルに合った口座を利用することが重要です。     スプレッドが変動する理由 FXのスプレッドとは、売買が活発な状態の時ほど狭くなる傾向にあり、逆に、取引が少ないとき(流動性が低い時間帯)や極端に相場が変動している際(経済指標発表時)には広がりやすくなります。 これは、FX会社のスプレッドが実際にはインターバンク間でトレードされている現実のレートを参考にしているためです。 多くのトレーダーが利用している原則固定スプレッドでも以下のケースでは変動しやすくなりますので注意が必要となります。   重要経済指標発表のタイミング スプレッドが変動するタイミングにはいくつかのパターンがありますが、最も多いのが重要経済指標発表時で、特に、米国雇用統計時の発表のタイミングではスプレッドが大きく変動します。 世界中のトレーダーが注目している指標の発表時には、トレードチャンスとなるため、極端に売買が増え、レートが大きく動く傾向にあります。 さらにトレーダーにとってもチャンスですが、FX会社にとっても手数料が稼げるチャンスであることは言うまでもありません。 トレーダーとしては、トレードチャンスではあるものの、スプレッドが普段のトレードと比較すると極端に大きくなりますので売買のタイミングには十分な注意が必要です。   流動性が低い時間帯 流動性が低い時間帯、つまり、トレードが少なくなる時間帯もスプレッドが広がりやすくなります。 特に、週初のオセアニア市場の時間帯は、トレードが少なくなるため他の時間帯と比較するとスプレッドが広くなります。 変動制スプレッドが採用されているケースでは、特にこのタイミングでは広がるので注意しましょう。     FX会社によってスプレッドは異なる FXトレードとは、株式市場のように同一市場で銘柄を取引するのではなく、複数の市場(ニューヨーク・ロンドン・東京・オセアニア)での為替相場となるため、1本値というものは存在せずインターバンク間でもスプレッドが存在しています。 簡単に説明すると、マーケットメーカー(銀行)がポジションテイカー(銀行など)に対してビットとオファーを提供しますが、注文を受けてからさばくまでに一定の時間がかかることになります。 この時間は、マーケットメーカーにとってはレート変動というリスクを抱えることになりますので、このリスクを和らげるためにある程度の価格差を設けるようにしており、この価格差がスプレッドとなっているのです。 従って、FX会社が多くのカバー先から提供を受けるレートによってスプレッドは異なっており、FX会社は各社の独自の判断基準においてスプレッドが決定されることになります。 もちろん、スプレッドはFX会社の重要な収益源でもありますので、FX会社の経営上の思惑も含まれて最終的なスプレッドが決まりますので、FX会社ごとにスプレッドは異なることになるのです。 ただし、それではスプレッドが狭ければよいかというと、必ずしもスプレッドだけではなく、自分が意図したタイミングで約定される約定力も併せて判断する必要があります。

FX会社の注文方式(DD・NDD)の違いとは? STP口座とECN口座の違いとは?

DD方式とNDD方式の違い FX会社の注文方式にはDD方式とNDD方式という2種類の方式があります。 DD方式(ディーリングデスク)とは、OTC(Over The Counter)ともいわれますが、投資家の注文を注文先であるカバー先に渡す前にFX会社がいったん決済する方式です。 つまり、顧客の注文を直接FX会社が受ける呑み行為となりますので、顧客の利益はFX会社の損失となり、顧客の損失はFX会社の利益になるという相対取引となります。 FX会社にとってのメリットとしては、一定のリスクはあるものの、個人投資家の90%前後は損失を出しているといわれているので、FX会社は利益を獲得できるケースのほうが圧倒的に多いのです。 DD方式を採用しているFX会社の場合には、スプレッドを固定化しても、トレーダーが負け続けるトレード回数が増えればそれだけ利益が増える可能性は高いといえます。 この方式と正反対なのがNDD方式(ノーディーリングデスク)で、間にFX会社が介することなく顧客の注文は直接カバー先やインターバンク(電子商取引所)へ流されて決済されます。 NDD方式は、DD方式のように間に人が介在しませんので恣意性がなくフェアな注文方式といわれています。 NDD方式を採用するFX会社の収益源は、原則としてスプレッドのみとなりますので、トレーダーが勝ち続けてトレード回数が増えるほどFX会社の収益は増えることになります。 つまりNDD方式は、トレーダーが勝ち続けてもFX会社は利益が入るWIN-WINの関係になるわけです。     STP口座とECN口座の違いとは? STP口座とECN口座はNDD方式!? NDD方式には、最近話題のECN口座と従来からのSTP口座があります。 STP口座とは、言ってみれば従来方式のNDD方式で、トレーダーからFX会社に注文が届いて、FX会社からカバー先であるインターバンクに注文が流されるという方式であるため、厳密にはFX会社が介入しています。 これに対して、ECN方式とは、顧客の注文がFX会社を経由することなくインターバンクに流されるという方式で、STP口座では実現しえなかったハイスペックな環境でトレードすることが可能となります。 ECN口座により、FX会社のマークアップなしの狭いスプレッドが可能になり、疑う余地のないほどのフェアで透明性の高いトレードが可能となります。 また、ECN口座では、そのハイスペックな環境として、MT4を超えたのではと評判のcTraderを利用できるFX会社もあり、どのレートにどのくらいのオーダーが入っているのかの板情報を見ることができたりします。 その他、大口取引やEAスキャンピングなどにも取引制限は一切ありません。ただし、デメリットもあり、スプレッドが狭いためFX会社の収益がなくなるという問題があり、取引手数料が課せられます。 さらに、インターバンクの電子商取引所に依存しますので、時間帯によっては約定スピードが落ちるケースもあります。   >NDD方式のFX会社ランキングはこちら   MTFとは?(余談) MTFとは、マルチラテラル・トレーディング・ファシリティのことで、規制上の取引所ではないが、取引所と同様に電子的な証券売買サービスを多くの投資家に提供するもので、米国ではATS(alternative trading system)、ECN(electronic communication network)などと呼ばれているものに近いものです。 このサービスは、証券会社などの投資サービス会社や取引所などの市場運営者が運営する取引システムで複数の第3者による金融商品の売買を非裁量的なルールに基づいて付け合せるものです。 MTFで取り扱われるのは、正式な市場を持たない資産などで、大部分の証券取引所では取り扱われていないような種類の取引を扱います。 FXにおけるMTFは、インターバンクの電子商取引並みの公正性を備え、かつ、時間帯にかかわらず快適なトレード環境を提供するものとして期待されています。  

FXってなに?~トレードスタイル、主要通貨について~

FXとは? FXとは、一般的には外国為替のことを指し、世界のすべての通貨が取引される分散型の世 界マーケットとなります。   外国為替とは 世界で最も大きく流動的なマーケットで、1日平均の取引額はおよそ5兆円を超えており、株式などの他の投資マーケットと比較すると断トツで大きく、かつエキサイ ティングなマーケットといえます。   外国為替証拠金取引(Margin Foreign Exchange Trading) 広義でいうFXとは外国為替のことですが、近年では、FXというと外国為替証拠金取引のこ とを指すことが多く、売買利益を目的とした外国通貨の取引のことをいいます。 外国為替証拠金取引とは、世界最大の大きくエキサイティングなマーケットの取引を個人で も気軽に取引できるようにしたもので、少額な証拠金にレバレッジをかけることで大きな額 の取引をするものです。 大きな利益を狙えるという反面、損失も大きくなる可能性もありますが、利用するFX会社によって損失は証拠金のみで収まりますので、損失が限定されるというメリットもあります。 言い換えれば、利用するFX会社次第では損失限定のハイリスクハイリターン商品となります。   為替差益とスワップポイント FXで利益を出すには、為替差益を狙う方法とスワップポイント狙いの2つがあります。 為替差益とは、為替レートの変動を利用して利益を狙う方法で、いわゆる売買で利益を出す 方法で通常はFXでは為替差益を狙ってトレードします。 為替差益を狙うトレード方法には、以下の3つがあります。   デイトレード 短期売買のことで、早いケースでは1分以内で売買することもあります(スキャルピング)が、通常は当日中に決済する売買となります。 スイングトレード デイトレードより長くなりますが、2~3日で売買します。 ポジショントレード 数週間から長い場合には1年以上ポジションを継続するという売買で、スワップ狙いのトレードなどで多く利用されます。   少ない証拠金にレバレッジをかけるFXでは、ポジションを長く持つことは同時にリスクも 長く持つことになるため、デイトレードかスイングトレードがメインとなります。 ポジショントレードで利用されるスワップ狙いとは、2国間通貨の金利差を狙ったトレード で、金利差として毎日スワップを受け取れますので、為替レートの変動よりも金利差で利益を狙うトレードとなります。   FXの取引時間とは FXとは、世界のすべての通貨が取引できる分散型のワールドワイドなマーケットといわれるように、オセアニア、東京、ロンドン、ニューヨークのマーケットをメインに取引されています。 従って、取引時間もオセアニアタイムでスタートし、東京、ロンドンと続き、ニューヨーク タイムでクローズしますので、月曜から金曜までほぼ24時間トレードすることが可能となっています。   主要通貨とは FXで取引される通貨は、どれだけ活発に取引されているかを意味する流動性によってメジャーカレンシー(主要通貨)とマイナーカレンシーとに分かれます。 現在の外国為替市場では、USD、EUR、JPY、GBP、CHFの5通貨がメジャーカレンシーとして取り扱われています。   USD(ドル) 米国の経済力・軍事力を背景に国際社会の基軸通貨としてその地位を確立しているUSD は、外国為替取引の重要な部分を占めているため、他のメジャーカレンシーにも影響を及ぼすことが珍しくありません。 USDの動向を左右するのは米国経済であり、各種経済指標やFRDが開催するFOMCの内容 は特に注目されます。 EUR(ユーロ) EU統合の象徴として1999年に誕生したEURは、USDに次いで取引量が多く、一時はUSDに 代わる基軸通貨として期待されますが、ギリシャ危機やソブリン危機をきっかけに加盟国間 […]